相手がどう思っているか?は別にして、
勝手に自分がライバル視している工務店やハウスメーカーはあると思います。
ただ、ここまでの状況になってくると、
そろそろ、将来の見えない競争相手にも意識を向けておくべきです。
今、工務店にとっての見えない競争相手は誰か?
私たちは、目の前に転がっている大きな岩には、簡単に気づくことができます。
が、その一方で、
自分の視界に入らない「見えない敵」には、かなり無頓着です。
ニュースレター会員専用の会報では、
「見えない敵」=「異業種の中にもいる」
という話をしましたが、今回は、もう少しシビアな話です。
工務店の将来に影を落とすのは誰か?
最近は、SDGsという言葉にも慣れっこになってきました。
が、
これを単なるトレンドやファッションとしてとらえるべきではありません。
SDGsというのは、地球環境のため・・・というよりも、
人間の文明を持続できるだけの資源を、将来も確保できるのか?
という、私たち自身の生存競争だととらえておくべきだからです。
実際、健全な工務店経営を続けるためには、実にたくさんの資源が必要です。
最近、それが、わかる出来事も起こりましたよね?
そう。米松のウッドショックです。
これを、リーマンの時と同様、時間が解決する。
そう思い込むのは、非常に危険です。
なぜなら、米松不足は解消されたとしても、
他に不足するであろう資源は、山ほどスタンバっているからです。
特に、工務店の商品やサービスというのは、
- たくさんの素材
- たくさんの職種
- たくさんの知識や経験
が必要になるビジネスです。
そう考えると、「ウッドショック」はある意味、始まりに過ぎないのかもしれません。
まとめ
昭和の時代は、ある意味、見たものがすべてでした。
確かに、元号は平成、令和と変わりましたが、
私たちの感覚は、なかなか変わることができませんでした。
ところが、コロナによるパンデミックが起きたことで、
見えない競争相手の脅威を、私たちは思い知ったわけです。
熱海の土石流も、オリンピックの数々の不祥事も、全部、元は同じです。
- 見えないものを見る力。
- 見えないものを知る努力。
- 見えない競争相手を知り、きちんと準備する力。
これが、必要な時代に突入したのではないでしょうか?
コメント